更なる高速化を目指して RAID0を組んでみる

Core 2 DuoからCore 2 Quadに載せ換えたGateway GT5096jを更に高速化するために

RAID 0を組んでみることにします

 

元々RAIDを組むつもりで、

500GB搭載されていたGT5096jに更に同じ容量の500GBのHDDが増設済みで

HDDの残り容量が80GB程に減ってきたため、今回RAID 0を組むことにしました

万が一壊れた場合に備えて、デジカメの写真データだけはバックアップ済み

PCにプリインストールされていた、Intel Matrix StorageでRAID 0を組みます

Raid001s

 

ちなみにRAID 0はストライプとも呼ばれていて

2つのハードディスク間にデータを分散させて、

ハードディスクへのアクセス速度を向上させる技術です

単純計算で2倍ぐらいアクセス速度が速くなる予定

 

カタログにはチップセットは1つしか記載されていない事が多いのですが

実はチップセットにはノースブリッジとサウスブリッジの2種類があります

多くの場合ノースブリッジのみ記載されていますが

RAIDが構成できるチップセットかどうか判断するには、サウスブリッジの種類を見る必要があります

ゲートウェイのGT5096jのページにもチップセットとして、ノースブリッジのインテル® G965 Expressチップセットとしか書かれてません

 

チップセットの種類を調べるのにCrystalMark 2004R2を使ってみました

Deviceタブのところに、

Northに「Intel 82P965/G965」

Southに「Intel 82801HH(ICH8DH)」と書かれていて

サウスブリッジがICH8DHであることが分ります

Raid007s

インテルのチップセットの場合

サウスブリッジの末尾が「R」か「DH」で終わるものはRAID対応です

我が家のGT5096jがRAIDを構成できるチップセットである事が確認できました

 

そもそもIntel Matrix Storageがプリインストールされいている時点で、RAIDの構成ができるって分るんですけどね(笑

 

RAID構成の手順は以下の通り

RAID 0 ボリュームの作成をクリック

Raid001_1

「RAID 0ボリュームを作成してよろしいですか?」と出るので「はい」をクリック

Raid002

「データを更新中...お待ちください」が表示されて 

Raid003s

RAIDの構築が始まりました

Raid004s

うちの子の場合、RAIDの構成に3時間半近くかかるようです

Raid005s

 

RAID構成中はCPUの使用率もとても低く2%程度

単に書き込みに時間がかかっているだけと思われます

Core 2 Quadだから2%と低いのかも知れませんけど

Raid006s

 

RAIDの構築を始めると

500GB丸々空いたBドライブがOS上から見えなくなっていました

今空きが84GBのCドライブですが

RAIDの構築が終わったら空き容量が584GBぐらいになっている予定でした

Raid008s

あれれ??

RAIDの構築が終わっても、Cドライブの容量は増えてません??

 

でもIntel Matrix Storageで見るとちゃんと931.5GBになっています?

Raid013s

 

ディスクの管理で見てみると、Cドライブの横に未割り当ての領域が出来ているじゃありませんか

Raid014s 

もしかして、物理的なドライブとしては1ドライブ扱いになったのだが、

OS側から見たら、1つのドライブをパーティションに分けるのと同じになったのかな?

 

ディスクのデータ転送速度を見てみると、以前5.8だったのが5.9になったので早くなっているようです。

ただし、このVistaのツールは最高スコアが5.9なんで、どれだけ早くなったのか全く不明...

Raid015s

 

CristalMark 2004で計測してみましたが

RAIDを組む前のスコアが分らないので、早くなったかどうかイマイチ分りません...

Crystalmarks

 

2004年にPentium DでRAIDを組んだときのデータが出てきたのでその時のスコアと比べてみます

RAIDを組む前

Crystalmarks_pdps

RAIDを組んだ後

Crystalmarks_pdp_raids

この頃のシステムと比べると、Core 2 DuoはCPUの処理能力が倍

当時組んだRAIDよりちょっと早くなっているのが分ります

 

GatewayのCore 2 Quad Q6600搭載の新モデルGT5240j

ノースブリッジがインテル® G33 Expressと書いてありますが、

やはりサウスブリッジに関しての記載はないし、

インテル Matrix Storageがプリインストールされているかどうかに関しても書かれていません

それは「インテル® Viiv™ テクノロジー対応」と書いているからGT5240jはRAIDが組めるはずです。

Viiv対応にするためには、ICHの末尾がDHのものを使わなければならないからです


Gateway デスクトップパソコン GT5240j (本体のみ)【税込】

 

このGT5240jはかなりお勧めのスペックですね

メモリーは3GB搭載済みですし、HDDも500GB、CPUもCore 2 Quad Q6600

HDDをもう1つ追加すれば、僕がGT5096jに色々手を加えて高速化した内容とほぼ一緒

というか、チップセットが1世代新しいから、GT5240jの方が良いですね

グラフィックもNVIDIA® GeForce® 8500GT 256MBビデオメモリーと、我が家のGT5096jのNVIDIA® GeForce® 7600GT HDCP対応256MB ビデオメモリーから世代も上がっています

おまけに地デジチューナーも付いています(僕には不要ですが)

 

最近、日本の主要メーカーにこういうハイスペックマシンがないのがとても残念です

前へ

CPUのステッピングを調べる

次へ

Vistaのデフラグは駄目駄目じゃん