WiMAXの新しいモバイルルーターURoad-8000を数日間使ってみた感じのまとめとWM3500Rとの比較 #uqwimax
シンセイコーポレーションから新しく出たWiMAXのモバイルルーター(WiMAX Speed Wi-Fi) URoad-8000を数日間使ってみた使用感のまとめ記事です。
今、人様のオフィスで働いているため、会社支給のPCをネットに繋ぐためにURoad-8000を毎日8-9時間ネットにつなぎっ放しにしていますので、3日間バッチリ使用した結果をまとめました。
またNECのWM3500Rもまだ所有しているので色々と比較してみました。
<<大きさ・形状など>>
iPhone 4と比較すると、URoad-8000は結構小さい事が分かりますね
やや厚みがありますが、ポケットに入れておいても邪魔にならないです
表面はツヤツヤとした光沢仕上げの塗装
形状は丸みのある優しいデザイン
一度落としたら、結構傷がついたので、あまり塗装は強くないかも知れませんね(まあ、落とした方が悪いのですが)
塗装がちょっと剥がれたところを見てみると、灰色っぽいプラスチックの地が見えました。
あくまでも僕の趣味ですけど、URoad-8000の外観はあまりにのっぺりとし過ぎた印象で何かちょっと寂しい感じ。なんか開発機っぽい印象を持ってしまいます
デザイン的にはURoad-7000やNECのWM3500Rの方が好きですね
試しに一緒に働いている女性にURoad-8000を見てもらったら、特に強い印象はないようで、もし自分が持つことになったらデコると言われました。
これだけシンプルなデザインだけデコりたい人は確かに多いかも知れませんね。
<<発熱>>
机の上に置いて、充電しながらつなぎっ放しにしているのですが、開放された空間では発熱はあるかないか分からない程度で、もしかしたらほんのりと温かいかもってレベル
カバンの中やポケットに入れておくと、やはり熱が多少は熱がこもるので温かくなりますが、昔使っていたNEC WM3300R、シンセイのURoad-7000に比べるとその差は歴然。
WM3300RとURoad-7000は発熱のために壊れてしまうのではないか?ポケットに入れておいたら低温やけどするのでは?と思うぐらい熱かったですが、URoad-8000はそんな心配は不要のようです。
あくまでも体感値ですが、結構発熱の少ないNECのWM3500Rより発熱は少なそうな印象でした。
<<接続安定性>>
3日間、大手町のオフィスで毎日8-9時間つなぎっ放しにしておいても、一度も切断された事はなく、とても安定して使えていました。(もしかしたら単にWiMAXの電波が安定した場所で使っていただけかも知れませんが)
設定の問題ではありますが、WM3500Rはしばらく通信がないと自動的に電源が落ちてしまうため、いざ使おうとすると、電源が落ちていて使えないことが多く、結構不便な思いをしていましたが、URoad-8000は自分で電源を落とさない限り勝手に電源が落ちたりしないので、その点はかなり便利な気がしますが、このあたりはどっちを優先するかの好き嫌いでしょうね
また会社のネットワーク環境に入るのにVPNを使っていましたが、何の問題もなくサクサクと使えていました。
<<バッテリー持続時間>>
カタログスペックではバッテリーの持続時間は9時間という事になっているので、ACアダプターにつながずに一日働けるか試してみました。
職場に持ち込んだ初日は、あえて給電せずにバッテリーのみでURoad-8000を駆動し、電池の持ち時間を調べてみました
朝20-30分使ってから一度電源を落とし、
8時ぐらいに再度電源を入れる
14時20分ぐらいにバッテリーランプがオレンジ色(黄色にしかみえない)に変わりバッテリーの残量が40-10%に減った事が分かりました
15時40分ぐらいにバッテリーランプが赤色に変わり、残量が10%以下となる
16時07分ぐらいにバッテリーランプが赤点滅に変わり、そろそろ電池が空になる事が分かります
16時16分ぐらいに完全にバッテリーが切れる
8時間半以上十分使い続けられましたので、カタログスペックの9時間は嘘偽りなしですね。
ちなみにURoad-8000のバッテリーは「定格3.7V 2300mA」のものでした。
まだ発売されていないようですが、シンセイコーポレーションはバッテリーを別売されるようですので、バッテリーがへばったら交換出来るのも良いですね。
またURoad-8000からはエネループで動作もメーカーが確認していますので、安心してエネループを使うことが出来ますし、僕もeneloop mobile booster(KBC-L2BS)を実際につなげて試してみましたが、何の問題もなく動作してくれました。
8時間強バッテリーが持つので普通はeneloopは不要かも知れませんけどね
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<<接続スピード>>
iPhoneのアプリ「SPEEDTEST.NET」で測り、一番速かった結果が出たのは秋葉原で測った時で、PING 302ms、下りが7.19Mbps、上り4.25Mbpsとまあ十分なスピードが出ていました。
WM3500RとURoad-8000を全く同じ場所でiPhoneアプリで測定した結果
URoad-8000
1) DL : 4.54Mbps, UL : 1.25Mbps
2) DL : 4.32Mbps, UL : 1.22Mbps
3) DL : 4.25Mbps, UL : 1.14Mbps
WM3500R
1) DL : 2.98Mbps, UL : 0.93Mbps
2) DL : 3.13Mbps, UL : 1.33Mbps
3) DL : 3.18Mbps, UL : 1.41Mbps
URoad-8000の方が下りが1Mbps程度速い結果が出て、上りは殆ど同程度となりました。
次にWM3500RとURoad-8000を全く同じ場所で、Windows7のノートパソコンを使い、価格.comのWiMAX用スピードテストサイトで計測
URoad-8000
1) DL : 7.0Mbps, UL : 1.2Mbps
2) DL : 6.3Mbps, UL : 1.5Mbps
3) DL : 7.2Mbps, UL : 1.1Mbps
WM3500R
1) DL : 5.0Mbps, UL : 0.8Mbps
2) DL : 3.0Mbps, UL : 0.9Mbps
3) DL : 3.4Mbps, UL : 0.9Mbps
PCで使っても下り1-2MbpsぐらいURoad-8000の方が速い結果になりました
僕の計測結果では、URoad-8000の方が少しWM3500Rより速かったです。
<<MACアドレスから見てみる>>
http://www.coffer.com/mac_find/ というサイトを使ってどのメーカー製か見てみることにします。
URoad-8000のWiMAXのMACアドレスは「001D93」で始まっているので、ベンダーとして「Modacom」であることが分かりました。
Modacom(モダコム)は韓国のメーカー:http://www.modacom.co.kr/
ちなみにURoad-8000にはWiMAXのMACアドレスは一切記載されてませんが、実は調べる方法があり、My UQにログインして契約機器情報紹介をみるとMACアドレスが記載されています。
WM3500RのWiMAXのMACアドレスは「003A9D」で始まっているので、ベンダーは「NEC AccessTechnica, Ltd.」
MACアドレスに関して折角調べたので、ここに書きましたが、実はシンセイコーポレーションのHPには「URoadはMODACOM CO.,LTD.の登録商標です」と書かれているのでModacom製だってMACアドレスから調べなくても分かっちゃうんですけね(笑
<<総評>>
電池の持ち、発熱、接続速度、軽さなどあらゆる点でURoad-8000の方が少しづつWM3500Rより優れいてると思いましたが、僕のようにWM3500RからURoad-8000に買い換える必要まである程の差ではないと思います。
新しくWiMAXを買うならURoad-8000をオススメしますね
<<URoad-8000関連の過去記事>>
以前書いたURoad-8000関連の記事です。ご興味のある方は御覧ください。
URoad-8000が届いた時の日記「UQ WiMAXの新しいモバイルルーター URoad-8000が届いたよ」
URoad-8000を設定して使えるようにした時の日記「URoad-8000を機器追加オプションを使ってWiMAXで通信出来るようにしてみましたが...」
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第1章 モバイルWiMAXとは/第2章 モバイルWiMAXの構成技術/第3章 WiMAXの利用(アプリケーション)/第4章 モバイルWiMAX製品メーカー/第5章 モバイルWiMAXというビジネス/第6章 世界のモバイルWiMAX