「これでいいのか茨城県」を読んでみました #ibaraki

2011年8月15日に発行した日本の特別地域 特別編集 これでよいのか茨城県を読んでみました

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マイクロマガジン社では地域批評シリーズとして過去の東京都足立区から始め、横浜市などの大きな市の本を出していたのですが、初めて県の本を出そうとして、最初に茨城県を取り上げようとしていました。

2011年2月に執筆を終え、ようやく本を出版しようとしたら、3月11日の大震災が発生したため本の出版を見合わせ、震災後の茨城を再度取材して8月に改めて出版されたものです。

 

一言でいうと、滅茶苦茶面白かったです

 

いきなり目次もなしに、「3.11前と後ではどうなった!?」のパートから始まり、茨城県が震災と原発事故の影響をどれだけ受けたのか、産業や地域などの分野で分析

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「3.11前と後ではどうなった!?」のパートが終わってから、目次が現れてくるというかなり大胆な誌面構成

目次が34ページから始まる本って中々ないですよね

 

茨城県がどんなところなのかをデータを中心とし、それぞれの産業の歴史・経緯まで分かりやすい言葉でキチンと書かれていて、とても勉強になりました。

僕は元々茨城の出身ではなく、お隣の千葉県出身なんで、茨城の事はそんなに詳しい訳でもないんですよね

大手出版社ではなかなか書けないような事もかなり踏み込んで書いていますが、厳しい意見の中に、そこはかとなく茨城に対する愛を感じる文章

都会のライターさんに書ける文章じゃないなと思って、巻末を見てみると、この本の編者は土浦出身の岡島慎二氏と、水戸出身の松立学氏

あ、やっぱり茨城の人が書いているのね

ちょっと自虐感あるけど、茨城を愛していないと、逆に厳しい事書けないよね

 

文章は堅苦しい感じでなく、とても読みやすいし、茨城の産業の構造から、それぞれの地域の特色&気質、更には風俗まで幅広く網羅していて、時々笑いながら、感心しながら一気に読破しちゃいました

 

つくばエクスプレスが出来て発展してきた守谷に関しても結構出てきているし、普通の人は知らない水海道駅前のアソゲートタカラまで網羅している充実ぶり

茨城県人のバイブルかも知れません(言い過ぎか?w)

僕はマジで読むことをお勧めしますよ

 

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