フェイスブック・マーケティング・カンファレンスを聴いて、Facebook社が企業に伝えたかった事をまとめてみました。 #facebook

2012年3月16日はフェイスブック社が米国以外の海外で初めて実施したイベント fMC Tokyo 2012に参加して、一日勉強してきました。

1日を通じて、Facebook社が伝えたい事を僕なりにまとめてみました。

解釈が間違っていたらごめんなさいね

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Agenda
10:30 ご挨拶
     Taro Kodama, country growth manager, Japan
10'45 オープニングキーノート
     Erick Johnson, vice presedent asia pacific
     Mark Rabkin, director of engineering,AD
     Heather Freeland, director global marketing communications
12:20 日本におけるFacebook
     Taro Kodama
14:00 Facebookページの新デザイン
     Bleaise Dispersia, Designer
14:25 つながる、そして関わる
     Marco Corsi, Global Accounts, APAC
     Namita Mehra, Global Customer Marketing, APAC
14:50 インサイトからエンゲージメントへ
     Stephen Dolan, Director ASIA PACIFIC
16:00 キーノート シェアの心理
     Meg Sloan, Marketing ASIA Pacific
16:30 クロージングノート
     Erik Johnson

fMC(facebook Marketing Conference)はクライアント側の企業、広告代理店などの提案する側が参加するイベントで、一般的な人がユーザーとして参加するような感じのものではなく、一日通して、企業がどうフェイスブックを使っていくかという観点で語られていました。

一貫して言われていたことは、フェイスブックは友達を繋げ、よりそのつながりを豊かにしていく。友達との会話を活発にしていこうとしている事

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ちなみに日本でのFacebookの月間利用者は1,000万人を突破したそうです。

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友達と友達の会話の中でお勧めされた商品は信頼され、購入される事が多い

ファンになった人の購買は通常の2倍になっている

いかにファンを作り、ファンを定着させ、ファンにお勧めしてもらう会話をしてもらうかが企業の課題となる。

フェイスブックのようなソーシャルメディアは既存のマスメディアと異なり、ユーザーは友達との会話を楽しみにして使っているのだから、従来の広告手法を直接持ち込んでも受け入れられることはないので試行錯誤が必要となる。

ファンに対して一方的に伝えるのではなく、双方向の会話が鍵

従来の広告では「!」で終わる事が多いが、Facebookでは「?」で終わる

「安い!」「良い!」みたいな伝え方が従来の広告

「XXってどう思いますか?」みたいにユーザーの反応を促して会話を促進するのがFacebookになるそうです。

 

Facebookページ(旧称ファンページ)の仕様が2012年3月末に大幅に変わり、タイムラインとなります。

ちなみにFacebookページは企業なんかが作るFacebook上のHPみたいなもので、僕は個人として「おでかけ」のFacebookページを作っています。

https://www.facebook.com/odekake.blog

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プロフィール写真は、ぱっとみてその企業だと分かるものを使うこと、例えばロゴのようなもの。30ピクセル程度の小さなものになっても伝わるようにするのが望ましい

カバー画像は、近況をビジュアルで示すもの。例えば、直近のイベントの様子などを伝えるような目的で使って欲しい。文字を入れるのはあまりお勧めできないとの事でした。

4つのタブで見えるアプリが企業のプロモーションで結構大問題になっていますが、Facebook社としてはユーザーとの対話を大切にして欲しいので、アプリで集客する手法はあまりお勧めできなしい、Facebookページに「いいね!」を押したファン数に拘り過ぎる事に対して否定的でした。

 

また新機能のメッセージは顧客との1:1の対話を実現するためのもので、ファンに感謝の気持ちを表したりする事ができる。もちろん、クレームなんかも来るでしょうけどね

ユーザーからの投稿が以前より見え難くなってしまった点は様子を見ながら調整していきたいとの事でした。

企業にもタイムラインを適用したのは、企業にストーリーを語って欲しいからとの事

例えば、創業当時はどんな会社だったのか、節目節目でどんな事をしたのかをタイムラインで見せる事で、より深くファンになってもらう事を目指しているようです。

好きな会社とか製品のうんちくを語るのが好きな人って結構いますよね。

そんなうんちくをファンに語ってもらうためにタイムラインを活用して欲しいと思っているようです

 

細かい機能ですが、タイムラインになると、「ハイライト」「大切な出来事」が使えるようになります。

ハイライトは、特定の投稿をドーンと大きく出来ること、星印をクリックするだけで、投稿を大きく出来るので、アピールした事を目立たす事が出来ます。

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「大切な出来事」を使うと、トップに投稿を固定することがなどが出来ます。

 

近々に実装される新機能は、Facebookプレミアムとリーチジェネレーターの二つの新しい広告。管理者の権限を5つに分ける事。

今まで、よく見られた投稿でも16%しかリーチ出来なかったのが、新しい広告を使うと最大75%までリーチできるようになるので、費用対効果が高まる

管理者の権限分けには僕も大賛成で、投稿だけする人、全体を管理する人とか分けられると良いなと思っていましたので、これは早く実装して欲しいですね。

 

Facebookページに「いいね!」を押してファンになってくれた人とのコミュニケーションはFLI(Frequent Light Interaction)、要するに頻繁かつ軽い交流をしていかなければいけない

人間関係の構築も同じで、出会って、挨拶をするようになって、日々の戯言を話したりして軽い交流を繰り替えていくうちに深い関係が築かれていきますよね。

企業とファンの間の関係構築も同じで、突然深い関係になったりすることはない。

 

投稿の頻度は1日1回程度が効果的で、5-7回/週程度が適切だそうです。

文字数は100文字以内で、1-3行程度が望ましい。下はPUMAの例

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人がなぜ会話するのかは下の4つのポイントに集約されて、企業がファンと交流する時もそれを忘れない事が大切で、あせらずゆっくりとユーザーと関係構築をしていく

* 生活を円滑にする
* 共通のつながりをみつける
* 他の人を助ける
* 自分の個性を築く

 

機能や仕様の説明はそんなに多くないカンファレンスでしたが、Facebook社が何を考えているのかに触れる事が出来て、結構面白かったです。

 

fMC Tokyo 2012の事はメディアでも幾つか記事がアップされているので、紹介しておきますね。

Yahooニュース「日本の月間利用者数が1000万を超えたフェイスブック マーケター向けイベント「fMC TOKYOを」開催

IT PRO 「Facebookにとって日本は魅力的な市場」「新機能は全員に便利」、報道陣と一問一答

Facebook開発者のためのサポートサイト「fMC Tokyo 2012 レポート

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