楽天が発売した電子書籍リーダー「Kobo Touch(コボ・タッチ)」を使ってみた感想をブログにまとめてみた #kobo
予約しておいた楽天の電子書籍リーダーKobo Touch(コボタッチ)が発売日の2012年7月19日に届きました。
予約した時に書いたブログ記事『楽天が9月2日に発表した電子書籍端末「kobo touch」を予約してみました』
送られてきたパッケージは単行本より薄くて軽くちょっとビックリ
中を開けてみると、kobo touch本体、USBケーブル、簡単なマニュアルなどが入っていました。
本体は185gととても軽くて、持ち運びにとても便利
購入した状態そのままでは使えず、パソコンに繋いで初期設定が必要となります。
まずは、パソコンにkoboデスクトップアプリをインストール
デスクトップアプリをインストールしたら、kobo touchを付属のUSBケーブルでパソコンに繋いで初期設定
初期設定の方法はhttp://rakuten.kobosetup.com/に詳しく書かれていますし、結構簡単でしたので、ここでは詳しく述べない事にします。
セットアップが終わると、kobo touchが使えるようになりました。
プリインストールされている書籍は全部で青空文庫の7冊のみ
フランダースの犬、銀河鉄道の夜、源氏物語、吾輩は猫である、走れメロス、風の又三郎、坊っちゃんが入っていました。
ちなみに青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)は版権が切れた書籍を有志方々が電子化してくれたもので、誰でも無料で古い本を読むことが出来ます。
kobo touch(こぼたっち)の左上のギザギザマークのアイコンをタップすると、設定画面を開くことができて
設定では、アカウント、スリープモード&電源オフ、日付&時間、言語、読書設定、Reading Life、ワイヤレス接続、デバイス情報、kobo touchについて、その他についての設定の変更や確認が出来ます。
無線LANで繋ぐと、Kobo Touch上でストアの閲覧が出来るようになりますので、見てみると
7月19日時点では、小説・文学ジャンルでは28,213ページ、1ページに5冊本が表示されているので、約141,065冊の小説・文学の本がkoboのサービスに入っている事が分かりましたが、パッとみたところはどうみても英語の本ばかり...
元々koboは海外のサービスですが、せめて日本語の本が最初に表示されてこないと日本人には辛いですよね
と思っていましたが、21日に見てみると、同じ小説・文学ジャンルが、30,560ページ、約152,800冊に増えていました。
2日間で11,735冊の本が増えていたのはかなり驚きですね。
2日間でどれだけ増えたのかまとめてみると、4,035ページ、約2万冊の本が増えていました。
カテゴリー名も19日と21日では異なるものもあり、例えば19日には霊性と書かれていたものが、21日にはスピリチュアル、子供はキッズに変わっていたりしました。
サービスをやられている中の人は寝ずに恐ろしい勢いで作業しているんでしょうね...
ご愁傷様です
では、とりあえず一冊日本語の本を買ってみましょう
有川浩の阪急電車を買ってみる事にしました
最初に本を買うときに、「楽天会員のお支払い情報を読み込みますか?」と聞かれるのですが、NOを押すと、住所とかすべての情報を入力する羽目になるので、面倒な人は「YES」を押した方がマシだと思われます。
2回ぐらい画面をタップすると本が買えちゃうのですが、購入時に楽天のアカウントのパスワードを求められないのがとても怖いです。
新しい端末なので、持っていると友達とかに触らしてって言われる事が多いですし、子供達にも使わせてやろうと思っていますが、パスワード入力なしで本がいきなり購入出来てしまうのはかなりヤバイ仕様だと思います。
友人や家族ならそこまでやらないかも知れませんが、どこかに置き忘れたりしたら大ピンチ。イタズラされて何百も本を買われてしまったら、大変な事になります。
パスワード入力なしで、本が買えてしまう仕様は本当にヤバイと思うので、この仕様はすぐに改めてくれないと怖くて使えないです。
では、実際に購入した本「有川浩の阪急電車」を読んでみましょう
言葉で示すより、動画の方がわかりやすいかなと思いまして、本を読む様子をYou Tubeにアップしてみました。
iPadなどと違って、ページ送りなどはかなり遅いですが、文字で書かれた本を読むのは1ページあたりにかかる時間が長いので、多少ページ送りが遅くても実際使う時はそんなに気になりません。
kobo touchやAmazonのKindleのような電子書籍リーダーは、画面が電子ペーパーになっていて、自ら発光しないため目が疲れにくいと言われていますし、また消費電力もとても少ないそうです。
実際に自分で見てみると分かりますが、文字はとても読みやすいです。
電子書籍リーダーが紙の本より圧倒的に優れている点の1つが、文字サイズを自由に変えられる事
文字サイズを変える様子もYouTubeにアップしたので見て下さい。
これだけ自由に文字のサイズが変えられると、老眼の方、弱視の方などが本をとても読みやすくなるはずですよね
僕もそろそろ老眼が始まる年齢なので、この機能は近い将来ありがたいものになるかも知れません。
本を読んでいて、読み方の分からない言葉とか、意味が分からない言葉があったら、今までだとわざわざ辞書を見るような事はしないのが普通だと思いますが、文字を選ぶと辞書が立ち上がってくれるので、意味などすぐに調べる事が出来ます。
しかし、タッチパネルのレスポンスがかなり悪いため、辞書を引きたい文字を選ぶのにかなり苦労します。
文字サイズを大きめにしておいた方が、比較的選びやすいようですが、処理が遅いため結構イライラします
また辞書自体もいまいちで、時々変な意味が表示されたりするようです。
読んでいる本の一部を引用して、Facebookに投稿することも出来ます
個人的にはFacebookより、Twitterに投稿したいんですけどね
引用できるのは青空文庫だけのようですけどね
他にも色々と試した事とかあるのですが、かなりのオタクネタになってしまいますから、本記事ではそのあたりの事は割愛して、別ブログの「カゾパソ」の方に技術的な話とかは書いていこうと思っています。
また、Twitter(@torishin)の方でもちょこちょこと気になった事などつぶやいているので、Twitterを見たほうが、僕がどんな事にハマったのかとか見て頂けると思います。
さらに、友人がtogetterで僕のkobo touch関連のまとめを作ってくれているので、こちらをご覧頂いた方が楽かも知れませんね。
【感想など】
kobo touchを使ってみた感想・意見などを書いてみると
- 電子ペーパーは文字はかなり読みやすい
- 文庫本よりやや大きいのですが、軽くて持ち運びに便利
- レスポンスは悪いですが、電子ペーパーだし、本体価格も安いから仕方ないかと思う
- マンガのような画像が多く、1ページを読むのに時間がかからないものにはレスポンスが悪くて不向き。その割には随分とマンガが充実し始めている...
- koboイーブックストアの品揃えは、あまり良くないが、今後の発展に期待
- 文字サイズが自由に変えられるのは革命的
- 辞書が引けるのは便利だが、文字を選んだりするのにかなりの鍛錬を要する
- 書籍購入時にパスワードが要求されないのは深刻な問題を引き起こす可能性が高い。即刻修正すべき。これが修正されるまでkobo touchを購入しないのがお勧めです
- 標準のフォントだと自分で作ったepubなどは読めないので(豆腐になる)、モリサワフォントに切り替えるのがお勧め
- PDFは読めない事はないが、ファイルサイズの大きいものはきちんと読めなかったり問題が出ます。
- 電池はかなり持つが、1ヶ月持つっての大げさな気がします
- 端末1つに約1,000冊はいるので、かさばらない。部屋が散らからない
- 目新しいのでネタになる(笑
電子書籍にはこれから無限の可能性(大げさか?)があると思っているので、出版社にはもっと頑張って、どんどん電子書籍化して欲しい。
そもそも、今、本を出版する時には必ず電子化のプロセスが入っているので、紙の本を作ると同時に電子化するのは技術的には難しくはない。
新聞・書籍・雑誌などなど、どんどん市場規模が小さくなってきているので、電子化により新しいビジネスチャンスを作るべきだと思っています。
でも、今の電子書籍には課題が多くて、このままでは流行らないと思っています。
言い出すと長くなるので、この記事では僕の意見をこれ以上書くのはやめて、そのうち電子書籍に対する僕の思いを記事にしようと思っています。
結論:僕のように「人柱」になるのが好きな人以外は、もうしばらく様子を見てからkobo touchを購入された方が良いかと思います。
僕なんかは新しいものを触って、色々と試すのが好きなんで良いですが、そういう事が好きではない方は、サービスの改善を待ってから購入される事をお勧めしますよ。
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