守谷市市民交流プラザでライフネット生命株式会社の出口治明社長の講演会「知らなくても、つながっている」に参加してきました

９月１５日（土）は、息子の通う中学校の体育祭の後に守谷市市民交流プラザに行って、一般社団法人コモン・ニジェール主催のライフネット生命株式会社の出口治明社長の講演会に参加してきました

Dscf5592_r

入口には張り紙がしてあり「ニジェールキャラバン in JAPAN特別講演会　出口治明氏講演会　会場」と書かれていました

Img_5574_r

体育祭の後片付けを終えて、シャワーを浴びてから参加したので、１０分程遅刻してしまったので、出口氏の講演会の序盤を聞き損ねてしまったために、この日どのようなアジェンダでお話されるのかが分からずに途中参加となってしまいました。

うーん、残念

Dscf5594_r

還暦前にベンチャー企業を立ちあげ、７０年ぶりに独立系の生命保険会社の認可を取られた方なんで、かなりバイタリティに溢れた話し方をされるのかと勝手に想像しておりましたが、意外に淡々とお話をされていくのにちょっと驚く

企業を立ち上げた方って、てっきり熱く熱く語られて、聞く人を圧倒するような方だろうと思っていましたが、決してそんな人ばかりじゃないんですね

朝早くから体育祭の準備もあったし、暑い中で一日中外にいたために結構疲れていたから、このお話のされ方だと沈没してしまうんじゃないかと思っていましたが

話し方は淡々としているものの、お話の内容がとても面白くて、質疑応答も含めてあっという間に２時間が過ぎてしまいました。

講演会のお話の内容も勝手に勘違いしていて、てっきりライフネット生命を立ち上げた話と会社の説明みたいなものになると思っていましたが、ライフネット生命の話は殆どなくて逆にビックリ。

講演会の後半に１０－１５分程度のお話があった程度でした。

セミナーなんかだと、会社の自慢話や商品やサービスの説明ばかりしてガックリくる事が結構多いのですが、出口氏の講演会ではそのような話がなさすぎて逆に心配になる程で、もうちょっとアピールされても良いのではと思ってしまいました（笑

講演会のお話の内容は、物事をどんな風に考えていったら良いのか、日本は今どんな状態なのかなどかなり多岐に渡った内容

色々なお話をお聞かせ頂いたが、その中で印象に残った部分をいくつか紹介します

少子高齢化が進んできていて、日本は平均年齢が５０歳台になっている

今まで日本は加工貿易の国として栄えてきたが、工場で働けるのは若い人で、平均年齢が高くなった日本にとって加工貿易を主な産業としていくのはあまり得策ではなく、もっとサービス業に力を注いでいくべき

人は見方がどうしても偏ってしまう。ついつい見たいものしか見えなくなってしまうもの

広い視点で物事をみるためには、縦と横で物事をみれるようにする

「縦」とは歴史を学び、それを生かしていくこと。歴史的な素養の部分は僕にもっとも欠けるものの１つなんですよね．．．

「横」は色々な事を勉強したり、交友関係を増やしたり、国際的な視野をもったりとしていくこと

また、同じような視点でしか物がみえない人ばかりで集まって何かしてもイノベーションは生まれないので、バックグラウンドが違う人と一緒にコラボレーションしていく事が大切

（出口氏が言われた訳ではありませんが）組織の中で学閥なんて作るのは愚の骨頂ですね

出口氏は消費税に賛成の立場を取られている方でちょっとビックリ

これからは年金は少ない若者が長期間高齢者を支えなくてはならなくなり、高い物・サービスを買える人からは多く税金を払ってもらう事ができるから

僕も心情的には消費税に反対って気になってしまいますが、物事を「国語」で判断しようとすると、対立意見を説得することは出来ない。

様々な諸問題に対して、「国語」だけで議論していくと、平行線になってしまって、話がまとまりませんよね

そこで物事を判断する基準にもっと「数字」を活用していくべき

単純にデータだけをみると、危うい事もあり、例えば以前「日本の農業が必ず復活する４５の理由を読みました」の記事で書きましたが、自給率のような意味のない数字を作りだしてそれを判断基準にしようとしていくと、誤った方向に進んでしまう可能性が高くなります。

講演会の後で、色々とお話させて頂いた中で自給率の話になったのですが、やはり出口氏は自給率のカラクリもご存知でしたよ

読書家の出口氏の話は本当に面白くて、質疑応答でも、講演会の話とは全く異なるような外交問題が質問されたりしていましたが

出口氏はあらゆる質問に答えられていて、またユーモアを散りばめるのもお上手でした

出口氏のように幅広い分野に対応できる人間になりたいなと思いました

講演会の後半に出口氏のカバンの中から、沢山の紙が出てきて、参加者に配られ、出来ればこの紙を友達や会社の同僚に渡して欲しいと依頼されました。

僕の場合は、頂いた紙（ご本人は名刺と仰っていました）を頂いた枚数配るより、このブログに掲載させてもらった方が見てもらえる可能性が高くなると思いますので、ScanSnapで取り込んで掲載させて頂くことにしました。

下記の画像をクリックすると大きなサイズでみれるようにしておきました

出口氏 Twitter @p_hal (https://twitter.com/p_hal)

なんか上手くまとまらなくて、取留めのない記事になってしまいましたが、本当に面白い講演会でとても楽しかったです

素晴らしい講演を聞く機会を作ってくれた一般社団法人コモン・ニジェールの方々にも大感謝です。