遠隔地の小学生にSkypeを使って情報モラル研修をしてみました #comipo

遠隔地の某小学校の5年生の授業のお手伝いのために、Skypeで接続しながら20分間の情報モラル研修を3クラスに対して実施してみました。

情報モラルというと何とも堅苦しい感じがするので、コミPO!を使ってマンガで描いてプレゼン資料を作ったものをSlideShareで公開しましたので、ご興味のある方は御覧ください。

マンガにしただけで、子どもたちの笑いが取れるかと思ったのですが、そんなに甘くなくて、笑わすことには失敗した模様...

でも、子どもたちの感想文を読ませてもらうと、

「分かりやすいように、マンガにしてくださってありがとうございました。お話は少し難しかったけどマンガを見て分かりました。」

という感想なんかもあったので、頑張ってマンガで作って正解だったようです

 

今の日本の社会は、子どもたちから危険な可能性のあることを一切取り除く方向に進んでいるように思えていて、それって本当に教育なのか?とかなり強く疑問に思っています。

そんな事を考えている時に情報モラルの研修のご要望を頂きましたので、快諾して授業に協力させて頂きました

20分間と短い時間で何を伝えるのかかなり悩みましたが

まずはパソコン、携帯電話、スマートフォン、インターネットなどは子供だって使って良いんだよというメッセージを伝えること

 

次にどういう点に気をつけて使うべきか

ただし、URLをクリックしないとかテクニックの話ではなくて、インターネットの向こう側には人がいて、人と向い合って、目を合わせて話すようにネットを使って欲しいというお話をさせてもらいました。

ネットを使っていると、実生活では使えない言葉遣いを平気で使っていますが、やはりそんなんじゃダメですよね

結局は、モラルとか道徳の話で、デバイスやネットそのものが悪い訳でもなくて、使っている人の問題

 

個人情報とかプライバシーの話は小学生には少し難しいとは思ったのですが、あえて踏み込んで説明してみました。

個人情報やプライバシーを出すことそのものが悪とか危険だって論調が多いように思えますが、実は僕は自分でリスク管理出来る分に関してはOKだと思っています。

僕はブログ、Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアを積極的に使って、自分をかなりさらけ出していますが、これにより危険な目にあったりしたことはありませんし

嫌な思いをしたことも殆どありません。

逆に自分が出した情報を上回るぐらいのメリットが帰ってきています

ソーシャルを通じた新しい出会いがあったり、それが自分の生活を豊かにしているだけでなく、最近は仕事にも役だったりすることが増えてきています。

僕の好きな本のひとつジェフ・ジャービスの「パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ」があるのですが、この本の著者も自分の事をパブリックに出していくことで様々なメリットがあると言われています。

ただし、今回の研修ではなんでもネットで出して良いよと言うと、学校の教育方針に反すると思いましたし、あまり一般的な発想ではないから、

個人情報、プライバシーを出すとき、入力するときには、どんなメリットがあって、そのリスクがどんなものなのかを理解しよう

もしメリットとリスクが理解できない場合は、使わないようにするか、大人に相談しましょうという形で説明してみました。

 

ちなみに今度は息子が通う中学校で同じ趣旨の研修をやってみます。

中学生向けだと、小学生よりは少し難しい言葉も使えるだろうし、時間も50分間あるので、色々と話したり、子どもたちとやり取りしてどんな事を思っているのかとか聞かせてもらおうかと思っています。

 

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