ライフネット生命CEO出口治明氏講演「ライフデザイン~地域貢献活動と生きがい~」
3月1日は、ライフネット生命保険の出口治明代表取締役会長兼CEOがもりや市民大学で「ライフデザイン~地域貢献活動と生きがい~」の講座を行われたので参加してきました。
以前、出口氏の講演を守谷で拝聴する機会があり、とても面白いお話をされる方だと思いましたので、今回も参加させてもらいました。
以前の講演についてもブログ記事『守谷市市民交流プラザでライフネット生命株式会社の出口治明社長の講演会「知らなくても、つながっている」に参加してきました』を書いてますので、良かったら御覧ください。
人の脳は見たいものしか見ない
一緒に旅行を家族でしていても、興味を持つポイントが違っていて、同じ旅をしていても記憶に残っていることが違ったりしますよね。
後から、嫁さんにXXあったでしょ?とか素敵だったよね?と言われて、あれ?そうだったかな?そんなの観たっけ?なんて事ありませんか?
算数で考えよう
物事を言葉、心で考えず数字で捉える
言葉だけで議論すると、信じるものが違って平行線になって、決まるものも決まらなかったりしませんか?また物事の本質を見誤ることにならないだろうか?
例えば、先の総選挙ですが、自民党の圧勝って言葉で報じられていますが、実際に自民党の得票は18%程度
国民の5人に1人程度しか支持してないのに、圧勝って何か変な気になりませんか?
少子高齢化
国民年金が始まった1961年は12人の若者で、1人の老人を支えていましたが、2050年には1.2人の若者で1人を支えなければならなくなります。
これを「世代間の不公平」と呼んで文句を言っていたら解消されるんでしょうか?
1960年代に作られた古い制度のままで運用していても、機能しなくなるのは明白で制度そのものや国民の意識を変えていかねばならないですよね。
若い人達だけで支えきれないので、元気なお年寄りにもやはり負担をしてもらう必要がある。従って、消費税を増税することで、お年寄りにも負担をしてもらうのが少子高齢化が進んできている先進国では一般的な話なんだそうです。
また、お金を稼ぐ人を増やさねばならないので、女性と老人の社会進出が必要。
働ける人はみんなで働いて、本当に困っている人を助ける社会にしていかなければならない。
地域おこしの基本はヒト>モノ>カネ
まちおこしの基本はまずはヒト
定住人口にこだわり過ぎる必要はなく、ヒトに来てもらうだけでもOK
人が来てくれる事で、モノが必要になり、お金が動く
基本は「ご飯」
人間は食べないと生きていけない生き物
ミシュランに掲載されているお店なんかがあったりしたら、わざわざ遠方から足を運ぶなんてこともしてもらえるし
お腹が一杯になったら少し辺りを散策しようなんて気になり、ついでにお土産を買っていったりとお金を更に落としていく。
その土地の魅力について再発見が必要
何にもねーよって思い込んでいると、その土地の魅力は見つけられない。
1月に『守谷の魅力、守谷に住むメリット・デメリットについて考えてみた』という記事を書きましたが、あの記事は守谷に定住するという意味での魅力・メリット・デメリットを考えたものです。
僕も守谷に遊びに来てもらうための魅力って、まだ見つけられていないんですよね。
守谷は秋葉原から30-40分で来れるので、東京からとても近い、1,000万人のマーケットがすぐ目の前にある訳で、何か集客できる目玉が作れればきっと多くの方が遊びに来てくれるところに出来るんじゃないかな?って思ってます。
守谷には旨い飲食店は沢山あるし、東京から近い、後は目玉商品があればきっと遊びに来てくれるんだと思うのですよね。
新住民の力を借りる
出口氏が言われていた事を僕なりに考えてみると
昔から地元に居る人って、地元の魅力の再発見って出来ないんじゃないかと思います。
色々なまちおこしの成功例って外部の見識、力を上手く使った処ばかりなんじゃないでしょうかね?
やはり外部の人が冷静な目で魅力を見つけてあげる必要があるとはずなんですが、守谷に住む人の7割がいわゆる「新住民」
新住民って、まだ客観的に守谷を見れると思うので、その力を使わない手はないんじゃないでしょうか?
しかし、残念ながら、出口氏の講演会に参加していた方々で、若い人は殆ど居なくて、お年を召された方々ばかりでした。
新住民を上手く巻き込んで行くような活動を増やしていく取り組みが求められるのだと思います。
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