『あなたがメディア!』著者ダン・ギルモア氏来日イベント #mediactive
10月13日の午後は『あなたがメディア!』著者ダン・ギルモア氏来日イベントに参加してきました。
ダン・ギルモア(Dan Gillmor)氏はジャーナリストでブロガー、アリゾナ州立大学でジャーナリズムスクールの教授もされている方
まずは30-40分程、ギルモア氏のプレゼンを聞き
その後はアジャイルメディアの徳力さんの司会で、デジタルガレージの佐々木さん、NTTレゾナントの藤城さん、朝日新聞の平さんのトークセッションを聞きました
以下の僕が書いた文書は本書に書かれた内容とと座談会での話がごっちゃになってますのでご注意を
人類は活字(ここではメディア1.0)を手に入れて、次にテレビやラジオの放送メディア(メディア2.0)を使い、一方通行の情報発信がされていて、情報の受け手の私たちは、今までは受身で情報を入手しているだけでよかったのですが
インターネットが発達し、ネットがメディア3.0として使われ始めました
ネットは今までのメディアと異なり、誰もがローコストでメディアになることが出来き(要するにブログを書いたり、Twitterでつぶやいたり)、また双方向の通信を実現しました
今まで受け手であった僕達が簡単に情報発信出来るようになり、新聞のようなメディアが衰退し始めています
ジャーナリズムと単なる情報発信者の間の境界も曖昧になってきている
また、プロのジャーナリストが今までのメディアにしがみついたままで、手法なども変えてきていなかったり、逆にネットの速報性のようなスピード感を出すのに一生懸命になり、裏とりをおろそかにして誤報が出てきたり...
ネット系のメディアをもっとアクティブに使っていこうという趣旨で「メディアクティブ(mediactive)」という造語を作り、メディアを受身で使うだけでなく、積極的に活用していこうと提唱されています。
みんながみんなブログなどのツールを作って情報発信する訳はないのですが、今までテレビやネットのニュースを観ていただけの方は、TwitterとかFacebookみたいなツールのアカウントを作って、自分では発言しなくても、世間の人がどんな事を言っているのかを見ていくともっと情報収集の幅が広がります。
この本はどちらかというと情報発信をする側の人が読む本で、特にジャーナリズムについて詳しく書かれていますが、情報の受け手である僕達側が読む必要があると思います。
情報発信者側がどういうスタンスで情報を出してくるべきなのかを知ることで、どんなメディアを見るべきなのかを判断する材料になりますからね
また、メディアに発信された情報を単に受け取って、そのまま真に受けるのではなく、それって本当なの?と疑いの意識を持つのが大切
新聞やテレビが必ずしも本当の事を言っているとは限りませんし、ネットに流れる様々なデマも同じ。
1つのメディアだけを見て、その情報を信じるのではなく、複数のメディアをチェックして、真偽を自分なり確かめる必要があるようです。
僕が書くこのブログはとてもジャーナリズムと言える代物ではありませんが、必ず自分が体験してきた事を書くようにだけはしており、またなるべく間違いがないようにだけはしているつもりです。
読んだら、即そこから何か役立つ本という感じではないですが、ネットを使う、ネットを使って発信する上での心構えみたいなものを真面目に教えてもらった気がします。
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