1年経った石巻をみてきました
宿泊地の松島を出発し、石巻に行きました
石巻は2011年7月に一度訪問したのですが、どこに行ったのかあまり覚えていなかったためにとりあえず石巻港に向かうと、高く積まれた分別されたゴミの山が沢山ありました
まだまだ瓦礫などの処理には時間がかかりそうですね
少し車を走らせて明神町に着くと、いきなり道路には巨大な鯨大和煮が転がっていました
まだまだ大きなものは撤去できていないのかなと思いながら車をとめて歩く事にしました
ゴミや瓦礫は殆ど運ばれたようです
津波被害にあって、住めなくなってしまった住宅などがまだまだ沢山残っています
中学校の校庭を歩いてみると、前日軽く雨が降ったためか、かなりドロドロ
石巻では海底のヘドロが打ち上げられたという話ですから、このどろどろはヘドロなのかも知れません
またなんか独特な匂いもあったように思われます
隣の小学校では1階の窓の部分には板が打ち付けられており、子供たちのメッセージや絵が書かれていました
今度は石巻の駅の方に向かうと、被災してまだ営業が再開できていない石ノ森萬画館がありました。
今回始めて、石巻駅周辺の商店街を見て回りました
ちょっと驚いたのが、駅前の大きなデパートの建物が石巻市役所になっていたこと
アーケードにあったお店はまだシャッターが開いていない所も多いし、いかにも被災したままのように見受けられた店舗も沢山ありました
撤去されて更地になったと思われるようなところもチラホラと見受けられました
町の中心部も被災してしまった石巻はまだまだ時間がかかりそうですね
今回の家族旅行の目的は自分が一年前にみた被災地が、1年経過してどうなったのか見たかったのと、子供たちに被災地を見せて何かを感じて欲しかったから
また、現地で多少でお金を使う事で、現地の方々に少しでもお役に立てればと思ったからです。
僕も最初に被災地を訪問した時は、言葉も出ませんでしたし、自分に何が出来るのかなんて考えることも出来ませんでした
まずは子供たちにも、この風景を目に焼き付けておいてもらいたいと思います。
震災の石巻-そこから 市民たちの記録/創風社編集部 |