守谷で犯罪が多いという話を時々聞くので、僕なりに調べてみましたが #moriya #守谷

守谷市は昔に比べて犯罪が増えたみたいな話を時々聞くので、茨城県警のHPにある市町村別の認知件数・犯罪率を見てみました

http://www.pref.ibaraki.jp/kenkei/01_anzen/09_tokei/sityouson/index.html

平成24年10月末時点での犯罪率を見てみると、44市町村中、守谷市は38位と下から数えた方が早い悲しい結果

  • 犯罪件数:769件
  • 人口1,000人あたりの犯罪率:12.15件

 

犯罪が多いのは守谷市には警察署がないからだって話を聞くのですが、

37位のつくば市は犯罪率12.09件と守谷市と殆ど一緒ですが、警察署があります。

39位の牛久市は犯罪率12.20件ですが、同様に警察署がありました。

この数字だけ見てみると、警察署の有無は関係無さそうな気がしますね

 

市町村別犯罪マップという物もあり、地図上で犯罪件数が多い地域をみることも出来ます。

ただし、このマップは単に犯罪件数のみを元に地図上に絵を書いただけなんで、人口数が多い水戸市(約27万人)、つくば市(22万人)が犯罪か多くなっていて、ある意味当たり前の結果になってしまっていました。

Map001

こういった情報が開示されているのはとても良いと思うのですが、生データに近いものをデータとして提供していてくれたらもっと分析出来るんですけどね

 

このマップは、市町村別でみることも出来るので、守谷市の犯罪マップも見てみました

Map002

守谷市だと、犯罪件数では百合ケ丘が100件程度、松ケ丘が80件程度と件数は多いようです。

守谷市の統計情報にあった数字を集計してみると

  • 松ケ丘は6,358人
  • 百合ケ丘は5,107人

人口が多いところが、犯罪が多いかというとそういう訳でもなさそうで、

例えば本町は6,786人と人数は多いですが、犯罪数は少ないようです。

一概に人数が多いと犯罪が多いとも言い切れないようです

 

結局、これらの数字とか地図を眺めていても、どういう理由で犯罪が多いのかとは理解することは出来なかったです。

単に僕の分析力不足かも知れませんけどね

 

海外ではオープンガバメントといって、行政が持つ様々なデータが公開され、それを市民が分析することで、問題の解決を図るような取り組みが始まっていますが

残念な事に、日本では統計結果とかは開示されていても、印刷するためのPDFだったりしてコンピュータが数値として読み取れる形で公開されていません。

犯罪のデータで、詳しい住所を公開するとマズイでしょうが、例えば丁目レベルの数値データとかを開示して、それを行政データと重ね合わせ地図上にプロットする

例えば、人口、世帯、人口密集度、警察署や交番の位置、街灯の場所とかプロットしていくマッシュアップを行うと、何かしらの因果関係が見えてこないかな?と思っています。

 

僕はITの力で、もっと社会問題が解決できると信じているんですが、オープンガバメント化が進まないと、元データがないので、ITは宝の持ち腐れになってしまっています。

先日、McAfeeのカンファレンスで、総務省 情報流通行政局 官房審議官(情報流通行政局担当) 谷脇康彦氏の講演を聞きましたが、総務省の偉い方だってオープンガバメントを推奨されているのに、なんで日本では全くオープンガバメントが進まないんだろうか??

 

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