石岡市柿岡にある地磁気観測所施設一般公開にいってきました
11月4日は、娘に付き合ってもらって、気象庁に所属する地磁気観測所の一般公開に行ってきました
ブログやマンガに何度か書きましたが、この施設があるから、つくばエクスプレスが守谷から先が交流電流を使わねばならなかったりするんですよ。
過去のブログ記事
ブログには何度かこのネタを取り上げた割には、実際に現場に足を運んだことがなかったので、一般公開のチャンスを逃す気はありませんでした。
地磁気観測所は当初赤坂にあったようですが、1913年に石岡に移転して、来年で100年になるそうです。
みなさんのご想像通り、地磁気観測所はかなりの田舎にありました
とてものどかな感じ
この看板がなかったら見過ごすところでした
普段、人が来る施設じゃないでしょうしね
やたらと建物が古めかしいと思ったら、随分と歴史のある施設なんですね
下の写真は第一庁舎です。
本当は施設内の見学ツアーに参加したかったのですが、早い時間のツアーは既に埋まっており1時間以上先の時間しか予約できなかったために断念しました。
地磁気観測所の構内案内図
僕達はツアーに参加しなかったので、第一庁舎と展示室・公演会場と、芝生にしか行く事が出来ませんでした。
展示室に向かうと、瓦屋根のかなり古いたてものが見えてきました
なんとも古めかしいですね。
おお!この木造の建物が会場なのか
講演会は「地磁気とオーロラ ~越冬隊員が見た南極の今~」で、会場から溢れて皆さん講演を見ていました
本当は僕もゆっくりと聞きたいところなんですが、娘が飽きちゃうから断念...
訪問者の年齢は若干高目で子供は少なかったです
展示内容とか考えると、あまり小さい子には向いていないかと思いました
ちゃんと理解できるためには中学生か高校生レベルの理解力が必要そうです。
子供も十分に楽しめそうな磁気に関連した実験器具が幾つかあって一緒に楽しみました
この電気を通すと、磁力が発生してコンパスの向きが変わる実験をやると、つくばエクスプレスの件の謎が理解出来ますね。
磁石にはくっつかないアルミで出来た1円玉の動きに大して磁石でブレーキをかける実験
僕も知らなかったけど、新幹線のブレーキがこの原理を使っていたのですね
奥の展示場に行くと、子どもたちが好きそうなパソコンを使った地磁気クイズ
裏にはAtomプロセッサーの入ったネットブックがおいてありました
展示室は決して広くはないのですが、内容は結構凝っていて、気象庁のネームが入った職員らしき方々が丁寧に説明してくれます
受験生じゃなかったら中学生の息子を連れて行ったんですけどね
息子はもっと楽しんでくれたことでしょう
プロトン磁力計
近くに寄れなかったので、何の施設か分かりませんが、この建物は素敵な外観でした
100年の歴史のある施設ですが、この施設が茨城の経済に結構悪影響を及ぼしているのではないかと最近勝手に思っています。
つくばエクスプレスは守谷から先はコストの高い車両しか行けないため、守谷-つくば間の本数が減ってしまっていますし、常磐線も状況は同じで取手から先の本数が少ないですよね
もちろん、科学の発展も大切なんですが、経済も大切なんで、もう少し田舎に移転しても良いのでは?と思わなくもないです。
最後にちょっとネガティブな事を書いちゃいましたが、一般公開はとても興味深くて楽しかったです(小学5年生の娘にはちょっと難しかったかも知れませんけどね)
気象庁 地磁気観測所
住所:茨城県石岡市柿岡595
0299-43-6909
http://www.kakioka-jma.go.jp/
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