守谷市の住宅用太陽光発電システム設置補助金交付制度について分析してみた
守谷市が2013年5月から実施した住宅用太陽光発電システム設置補助金交付制度は10月2日に予算1,000万円に到達し、101件のお宅に太陽光発電が守谷市内で導入されたことが分かりました。
5ヶ月で平成25年度の予算を使いきってしまったというのは、守谷市が想定していたより太陽光発電導入に対するニーズが強かったんでしょうね。
守谷市の人口
人口:64,446人
世帯数:24,612世帯
(平成26年2月1日現在)
となっていて、世帯数24,612に比べると、補助金を使ったのが101件は随分と少なそうな感じがしますが、太陽光発電システムは古い住宅には導入は難しいし、アパート・マンションなどにはそうそう導入出来ませんから、一戸建ての新しい住宅にしか導入出来ませんよね
そこで、守谷市内の住宅事情について調べてみます。
平成20年(2008年)住宅・土地統計調査を見てみると、持ち家は15,240となっていますが、築年数(建てられた時期)を調べると、平成13年以降の新しく建てられた住宅は4,350と意外に少ないことが分かりました。
昭 和 35 年 以 前 | 290 |
昭和36年 ~ 45年 | 350 |
昭和46年 ~ 55年 | 1,200 |
昭和56年 ~ 平成2年 | 4,480 |
平成3年 ~ 7年 | 1,920 |
平成8年 ~ 12年 | 2,320 |
平成13年 ~ 17年 | 1,740 |
平成18年 ~ 20年9月 | 2,610 |
平成21年以降に建てられた一戸建ての住宅数や、建て替えられた住宅数が分からないのですが、
平成20年1月1日時点の世帯数は20,521
平成26年2月1日時点の世帯数は24,612
と、4,091世帯が6年間で増加しています。
多分近年はマンションに住まわれる方も多いから、仮置きで半分が一戸建てと家庭すると、
太陽光発電システムが導入可能な一戸建ては、守谷市内に約6,500軒と想定されます。
6,500軒のうち、屋根の向き・形状等の理由により太陽光発電に不向きな家もあるでしょうから、全部に導入可能な訳ではないでしょうしね。
そうなると、昨年度の予算1,000万円はあまりに少なすぎる金額だった訳でもなさそうですが、実際には足りなかったので、2,000万円は用意した方が良かった感じですね。
市長さんが選挙の時に公約として、住宅用太陽光発電システム設置補助金交付制度を約束されていたので、残り任期の3年間はこの制度は継続されるかと思いますが、平成26年度は多分大幅に予算を増やさねばならないはずです。
というのは、松並地区に作られているビスタシティは全戸太陽光発電システムが導入されている建売住宅だからです。
ここに5,000人が住む計画になっているはずだから、26-28年度ぐらいで1,000戸ぐらい太陽光発電が一気に導入されちゃうことが予想されます。
守谷市の財政はかなり良い方だと認識してますが、平成25年度に1,000万円だった予算を、平成26年度には5,000万円~1億円レベルに増やさなければならないんだろうね。
さーて、予算取れるのかな?
きっと、年度内の議会で議論されて、4月以降に平成26年度の住宅用太陽光発電システム設置補助金交付制度が発表されるんでしょうね。
万が一、平成26年度の補助金が平成25年度と同等金額の予算しか取れなかった場合、早く申し込まないと、あっという間に補助金がなくなってしまうことが想定されます。
もし、ソーラー発電の導入を検討されていたら、今のうちに見積を取っておいた方が得策なんじゃないでしょうかね?
見積を申し込んでから、実際に導入されるまで数ヶ月かかりますからね~