オープンデータで有名な福井県鯖江市HPの著作権に関する考え方が意外にコンサバでした
オープンデータ「データシティ鯖江」や、女子高生作った「鯖江市役所JK課プロジェクト」などで有名な、人口68,879人の小さな町が福井県鯖江市。
僕が住む茨城県守谷市が人口64,558人なので、ほぼ同じ規模の町ですね。
鯖江市は、IT的にはかなりの最先端をいっている市なので、ホームページの著作権などに関する考え方も最先端をいっているのかと思いきや、意外にも普通なコンサバな著作権に対する考え方をお持ちでした。
鯖江市の著作権に対する考え方
オープンデータをやられているので、てっきり、著作権を主張したり、使用制限を設けていないのかと思い込んでいましたが、意外にも普通な著作権に関する考え方をお持ちだったんですね。
4 著作権について
鯖江市公式ホームページで提供しているコンテンツ(文章、画像、映像、音声、PDFなど)の著作権は、断りがない場合すべて鯖江市に帰属します。ただし、一部の画像等の著作権については、原著作者が所有しています。
利用する皆さんは、鯖江市公式ホームページで提供しているコンテンツについて、許可なく使用・複製・転載・販売・改変・印刷配布といった二次利用することを禁止します。ただし、個人的かつ非営利的な使用目的だけのために利用する場合に限り、複製、使用、ダウンロードすることができます。
また、使用に際して発生した損害については、いかなる場合においても一切の責任を負いません。6 鯖江市公式ホームページへのリンクについて
鯖江市公式ホームページへのリンクは、トップページを対象とする限り原則として自由です。リンクを設定する際には、鯖江市公式ホームページへのリンクである旨を明記してください。リンクを行う際の事前のご連絡については特に必要ありませんが、できましたらリンクを設定するURLを秘書広報課までお知らせください。
リンク元の内容が以下の内容にあてはまる場合、リンクの削除をお願いすることがありますのでご了承ください。
・公序良俗に反するホームページからのリンクは固くお断りします。
・トップページ以外へのリンクは原則として禁止します。
・リンクは「新規ウィンドウで開く」ように設定し、また、フレーム内に表示させる設定は行わないでください。http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=867
※僕がブログで転載させて頂いているのは、個人的かつ非営利な使用目的に該当すると考えているからです。
牛久市の著作権に関する考え方
なぜ鯖江市の著作権に関して調べてみたかというと、牛久市が将来のオープンデータ化を目指して、先行する鯖江市の模倣をされたんじゃないかな?と思ったからだったのですが、どうやら外れで、牛久市はかなり珍しくHP上の著作権を主張されていませんでした。
全自治体を調査した訳ではないんですが、牛久市の著作権の考え方は非常にユニークなもので、他にないのかも知れませんね。
牛久市では、職務上作成した著作物の「著作財産権」を主張しません
牛久市では、市が保有する情報をより多くの方と共有し利用しやすい環境を整えるため、市の公文書などの著作財産権を主張しないことにしました。
市の公表されている文書や市ホームページの記事などは、市への許可申請や届け出は必要なく、原則として自由にお使いいただけます。(ただし、牛久市以外が著作権を保有するものについては、著作権法に基づき従来どおりの取り扱いとなります。)
牛久市ホームページへのリンクについては、自由にリンクを張っていただいて結構です。また、リンクしたことを牛久市に通告いただく必要もありません。
牛久市や茨城県内の著作権に関してはブログ記事「茨城県牛久市HPの著作権に対する考え方が最先端を行き過ぎていて感銘を受けました」を書いてありますので、興味のある方は是非御覧ください。
オープンデータ超入門-【電子書籍】 |