春から息子は浪人することになりました ~学校の進路指導について思ったことも~
この春から息子は浪人生となりましたので、浪人を決めるまでの経緯とかについてお話させてもらおうかと思います。
うい
高2から予備校に通っていた息子ですが、成績はそんなに良かった訳でもなく、大学受験は1校は合格したものの、結局浪人することになりました。
進路についての僕の考え
良い大学に入って、良い会社に入るのが最良の進路だなんて思ってません。
安定した大きな会社=良い会社とも思ってませんし
飯が食える職業で、やりたいことがあるなら、中卒だって高卒だってOK
ただし、やりたいことが明確に決まっていない場合は、その先の進路として選べる選択肢が圧倒的に広がるので、少しでもレベルの高い(要は偏差値が高い)ところに進学しておいた方が良いと思っています。
例えば、東京大学とかに行かないと、中央省庁でキャリアとしては働くチャンスもないですよね。
東大に行ったって大工さんを後から選択することだって できるわけですが、東大に行かないと絶対にやれないことってのがあるんですよね。(注:息子は東大に行けるようなレベルじゃないですけど)
僕の考え方と、学校の考え方がかなり違うようだったので、学校からどんな進路指導を受けたのかを綴ってみます。
選択科目の学校指導について
理系に進むことは確定だったのですが、理系なのになぜか数Ⅲを選択しない。受験には不要かも知れないけど、理系に進んだら大学で数Ⅲは基礎になるはずなのに本当にそれで良いのか?とは思いましたが、三者面談の時にも学校の先生もそれで良いと思っているようだったので、数Ⅲを選択しないことを許しちゃいました。
難関校ってヤツを受けようとすると、結局数Ⅲが必要になるんだし、後で必要になるスキルを外すって選択肢を生徒に取らせるのか理解不能なんですよね
で、結局、息子は浪人してから数Ⅲも追加で勉強することになりました。
受験校の進路指導について
とにかく、やたらとレベルの低い大学を受けさせようとします。
邪推かも知れませんが、現役合格率を高めることしか学校(もしくは先生)は考えていないのかな?
受験後の進路指導について
学校に進められたレベルの低い大学しか合格しなかったわけですが、高校は息子にその大学に入学するように強く勧めていたようです(僕は一緒に学校と話していない)
学校が現役合格を勧めていた理由は、1年進学が遅れると、その分就職が遅れますから、将来の退職金が大幅に変わってくるからなんだそうです。
確かに浪人して同じレベルの大学に進学して、同じような就職先になったらその通りかも知れませんが、
浪人してレベルの高い大学に進んだら、その先の進路が変わるだろうから、そのロジックは破綻してますよね。
また、近年、終身雇用は破綻してきていますから、同じ会社に何十年もいて、退職金をガッポリもらうって考え方も成り立たなくなってきています。
新しい会社の中には、退職金って制度をなくして、その分年収と高めるような会社も出てきている訳だし。
どうしても学校側の都合で現役合格率を追求しているようにしか感じられないんですよね。
浪人を選択してもらった訳
息子と嫁さんと3人でじっくり1時間話す
- 息子が合格した大学で、息子がやりたいことがあるなら、どんなに偏差値が低くても構わないと思っているんですが、本人と話すとそんな感じでもない。
- レベルの高い大学になればなるほど、その先の進路の選択の幅が広がる
- 浪人はデメリットでない。就職するにあたって、1年ぐらい浪人してたからって、それが就職等でデメリットになることはほとんどないはず。逆にそんなのをデメリットと考えるような会社なんて行かなければ良いだけです。
- ただし、もしこれ以上受験勉強をし続けるのに耐えられないのであれば、合格している大学に行くことも可能とも話しました。
結局、息子には浪人することを本人に選択してもらいました。
親ができること
僕ら親も、自分の人生は一回しか生きていない訳で、本当に正しい選択をしてきたのかなんて自信もありませんが、
少なくとも、子どもたちよりは長く生きてきた訳で、その分だけは人生経験豊富なはず
子どもたちよりは豊富な人生経験を元に、子どもにいかに多くの選択のチャンスを作ってやることが大切なんじゃないかな?って思ってます。
ついつい、自分の経験を元に、親の意見を押し付けてしまいそうになりますが、最終決定は子ども自信の判断に委ねたいです。
冷静な時は、こんな風に思ってますけど、本当にこんな風にいつも行動できているかっていうとそれはまた別だけどね(笑